成年被後見人が不動産を売却する場合の必要書類

成年後見制度と不動産登記

最近、成年後見制度が一般的にも認知されてきていますが、成年被後見人が関わる不動産登記の場合、登記申請の添付書類にも違いがあります。

成年被後見人は、意思能力に欠けることになるため、後見人が署名・捺印することになります。

成年被後見人の不動産登記の必要書類

・権利証(登記済証または登記識別情報)
・後見人の印鑑証明書
・後見登記事項証明書または後見人の選任審判書
・居住用不動産の場合…家庭裁判所の売却許可決定書
・後見監督人がいる場合…後見監督人の同意書・印鑑証明書

後見人が司法書士などの場合で、事務所所在地で登録しているような場合には、注意が必要です。
添付する印鑑証明書が個人のもの(市区町村長作成)だと、自宅の住所地が記載されているため、同一性が確認できません。
そのような場合は、司法書士会で司法書士登録事項証明書を発行してもらい、つながりを確認できる状態にして登記申請を行うということになります。
 

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