土地家屋調査士試験

土地家屋調査士試験の受験

土地家屋調査士は、土地や建物などの不動産の「表示に関する登記」の手続きを行います。
登記というと、司法書士がすべて担当するものと思われている方も多いですが、実は司法書士は「権利に関する登記」の部分を担当して、ひょうじに関する登記は、土地家屋調査士が担当します。
不動産に関する仕事として、どちらも密接な関係にありますので、司法書士試験に合格した後や、司法書士として独立開業した後に、土地家屋調査士試験を受験される方も多くいます。

土地家屋調査士試験の合格ルートと時期

土地家屋調査士資格は、国家資格です。毎年8月に国家試験が行われます。年1回の試験です。
土地家屋調査士試験を受験する場合は、一発試験もありますが、試験の一部免除資格を取得してから、土地家屋調査士試験を受験するのが一般的なルートです。

土地家屋調査士試験の免除資格

土地家屋調査士の試験について、一部免除のためには、以下の免除資格が必要です(いずれか)。

・測量士補
・測量士
・1級建築士
・2級建築士

これらの資格を取得している場合は、土地家屋調査士試験の午前の部の試験が免除されます。
(午前の部…測量に関する出題 午後の部…不動産登記法などに関する出題)

免除資格の中では、測量士補資格が、取得の難易度が低いため、
測量士補試験合格→土地家屋調査士試験合格 を目指すルートをとられる形が多いです。
試験予備校のプランでも、測量士補試験合格・土地家屋調査士試験合格を同時に目標とするというプランがほとんどです。

測量士補試験で有名なのは、東京方形学院か、LECなどが実績があります。
詳細は、測量士補試験合格サイト 東京法経学院をご覧ください。
いずれにしても、ホームページや体験受講などで、自分に合っているかどうかを確認するとよいでしょう。

土地家屋調査士試験のスケジュール

土地家屋調査士試験と測量士補試験の合格スケジュールは、以下のとおりです。

測量士補試験

受験願書受付 1月上旬~1月下旬

測量士補試験 5月中旬

測量士補合格発表 7月下旬

土地家屋調査士試験

受験願書受付 5月下旬~6月上旬

土地家屋調査士・筆記試験 8月下旬(例年は日曜日)

筆記試験合格発表 10月下旬

土地家屋調査士・口述試験 11月上旬

最終合格発表 11月下旬

土地家屋調査士と測量士補の合格発表のタイミング

試験のスケジュールを見ると、測量士補の合格発表が、7月下旬となっており、土地家屋調査士試験の受験願書受付日より後になっています。
この場合は、いったん、土地家屋調査士試験の願書を「免除なし」という形で提出しておきます。
そして、晴れて測量士補の合格発表があったら、測量士補の合格証書をもって、土地家屋調査士試験の午前の部の免除手続きを行うことになります。

土地家屋調査士試験の試験問題

土地家屋調査士試験の問題は、

・択一式問題 20問
・書式問題 2問(土地・建物)

という構成です。

書式問題は、記述式問題形式で、土地や建物の表示に関する登記申請の申請書を作成したり、申請書に添付する図面(地積測量図や建物図面、各階平面図等)を作成する問題です。
土地の問題としては、分筆登記、分合筆登記などの問題が多く、
建物の問題としては、建物表示変更登記、区分建物の登記などの問題がよく出ます。

司法書士試験との違いは、司法書士試験の場合の書式問題は文章を記述する形式ですが、土地家屋調査士試験の場合は三角定規などを使用して図面を作成する点が異なります。

土地家屋調査士試験の合格点

土地家屋調査士試験の配点は、択一問題が50点(1問2.5点)、書式問題が50点(1問25点)で合計で100点です。
まずは、足きり点が設定されますので、択一問題・書式問題・両方についてすべて足切りをクリアする必要があります。
択一は、おおむね12問前後、書式は、30点前後です。
 

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