京セラフィロソフィ手帳(稲森和夫)
- 2016/9/17
- 2016/10/24
京セラフィロソフィーとは
会社の社長、自営業の方、独立起業された方の中には、「京セラフィロソフィー」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
京セラの経営者稲盛和夫さんが、京セラを経営していくうえで、必要となる哲学として生み出したものです。
京セラフィロソフィー手帳として、社員とともに実践してきて、今日の京セラがあるということです。
この京セラフィロソフィーの考え方に基づいて、JALのフィロソフィーをつくり、JALを再建させたのは有名な話です。
盛和塾という経営者向けの塾も開催されており、中小企業をはじめとするたくさんの会社や、個人事業主、司法書士事務所の所長なども、京セラフィロソフィーで勉強している方が多いかと思います。
独立採算方式であるアメーバ経営についても、触れられています。
京セラフィロソフィ手帳の目次を一部ご紹介しますので、司法書士や行政書士としてこれから独立開業される方は、参考にしてみてください。
第一章 経営のこころ
1.心をベースとして経営する
2.公明正大に利益を追求する
3.原理原則にしたがう
4.お客様第一主義を貫く
5.大家族主義で経営する
6.実力主義に徹する
7.パートナーシップを重視する
8.全員参加で経営する
9.ベクトルを合わせる
10.独創性を重んじる
11.ガラス張りで経営する
12.高い目標を持つ
第二章 すばらしい人生をおくるために
(1)心を高める
13.「宇宙の意思」と調和する心
14.愛と誠と調和の心をベースとする
15.きれいな心で願望を描く
16.素直な心をもつ
17.常に謙虚であらねばならない
18.感謝の気持ちをもつ
19.常に明るく
(2)より良い仕事をする
20.仲間のために尽くす
21.信頼関係を築く
22.完全主義を貫く
23.真面目に一生懸命仕事に打ち込む
24.地味な努力を積み重ねる
25.自ら燃える
26.仕事を好きになる
27.ものごとの本質を究める
28.渦の中心になれ
29.率先垂範する
30.自らを追い込む
31.土俵の真ん中で相撲をとる
32.本音でぶつかれ
33.私心のない判断を行う
34.バランスのとれた人間性を備える
35.知識より体得を重視する
36.常に創造的な仕事をする
(3)正しい判断をする
37.利他の心を判断基準にする
38.大胆さと細心さをあわせもつ
39.有意注意で判断力を磨く
40.フェアプレイ精神を貫く
41.公私のけじめを大切にする
(4)新しいことを成し遂げる
42.潜在意識にまで透徹する強い持続した願望をもつ
43.人間の無限の可能性を追求する
44.チャレンジ精神をもつ
45.開拓者であれ
46.もうダメだというときが仕事のはじまり
47.信念を貫く
48.楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
(5)困難に打ち勝つ
49.真の勇気をもつ
50.闘争心を燃やす
51.自らの道は自ら切りひらく
52.有言実行でことにあたる
53.見えてくるまで考え抜く
54.成功するまで諦めない
(6)人生を考える
55.人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
56.一日一日をど真剣に生きる
57.心に描いたとおりになる
58.夢を描く
59.動機善なりや、私心なかりしか
60.純粋な心で人生を歩む
61.小善は大悪に似たり
62.反省ある人生をおくる
第三章 京セラでは一人一人が経営者
63.値決めは経営である
64.売り上げを極大に、経費を極小に
(入るを量って、出ずるを制する)
65.日々採算をつくる
66.健全資産の原則を貫く
67.能力を未来進行形でとらえる
68.目標を周知徹底する
第四章 日々の仕事を進めるにあたって
69.採算意識を高める
70.倹約を旨とする
71.必要なときに必要なだけ購入する
72.現場主義に徹する
73.経験則を重視する
74.手の切れるような製品をつくる
75.製品の語りかける声に耳を傾ける
76.一対一の対応の原則を貫く
77.ダブルチェックの原則を貫く
78.ものごとをシンプルにとらえる