司法書士のホームページの作成

• 2016/11/11
• 2018/8/31

士業のホームページ制作

司法書士、行政書士、弁護士、税理士、土地家屋調査士、社会保険労務士などの各士業が独立開業するときに、ホームページ・WEBサイトを作成することが増えています。
昔は、ホームページビルダーを使って自作するか、業者に2～300万もする高いお金を払って政策を依頼するかという形でしたが、最近は、WordPress（ワードプレス）を使ったウェブサイト作成業者も出てきています。
なお、当事務所のサイトは、士業のホームページ作成　Ｎ１ホームページ制作所にて制作しています。
ワードプレスをベースに作られており、SEO対策としても評価が高いです。

WordPressとは

WordPress ワードプレスとは、CMSツールの一つで、優秀なブログサービスとして使われるようになりました。
しかし、その汎用性の高さから、少しカスタムすれば立派な企業用・ビジネス用のホームページとしても使えるとのことで、一気にシェアが広がりました。
今では、大手の会社でも、ワードプレスでのウェブサイトを使用しているところが多くあります。
 

ワードプレスでのホームページ作成方法

ワードプレスでのHP作成の大まかな流れとしては、以下のとおりです。
（ホームページ作成業者に依頼する場合は、業者の指示に従ってください）

独自ドメインを取得→サーバーをレンタル→WordPressをインストール→ログイン→ホームページ作成

ドメインやサーバーについては、さまざまなサービスやレンタルサーバーがありますが、代表的なものだと、ドメインは、お名前.com、ワードプレスをインストールするサーバーは、サクラインターネットサーバーを利用します。

独自ドメインを取得（お名前.com）

まずは、ホームページのドメインを取得します。
ドメインは、お名前.comで取得してください。
ドメインとは、インターネット上における住所のようなものです。
希望のドメインを探してみてください。

司法書士・行政書士・弁護士・税理士などの士業の場合は、
司法書士ならshihousyosi.com、sihoushoshi.net
行政書士ならgyouseisyoshi.com、gyouseishosi.org
などのわかりやすいドメイン名がよいかもしれません。

サーバーをレンタル（さくらインターネット）

サーバーのレンタル契約をします。
サーバーは、さくらインターネットがサポートもしっかりしていてよいでしょう。
スタンダードプランで契約してください。
画面も見やすく、安定しています。
サーバーとは、インターネット上における土地のようなものです。
土地を借りて、ホームページを構築して公開するのです。

WordPressをインストール

レンタルサーバーに、ワードプレスをインストールしていきます。
ちょっとわかりづらい点もありますが、一つずつやればできます。

サーバーにログイン

さくらインターネットのサーバーにログインします。

会員メニュー→契約サービスの確認→サーバー設定→コントロールパネル　を開く。
※さくらインターネットサーバーコントロールパネル　https://secure.sakura.ad.jp/rscontrol/

サーバコントロールパネルにログイン

データベースの作成

WordPressは、もともとブログサービスなので、ブログとしてデータベースを作成します。
（データベースを増やしたり追加するときも同じ手順）

データベースの設定→新規作成→データベース名をWPと入力→文字コードをUTF-8にする
※文字コードをUTF-8にしないと文字化けする可能性があるため注意

ドメインを設定

ドメイン設定→新しいドメインの追加→他社で取得したドメインを移管せずに使う→ドメインの追加へ

ドメイン名を入力する。
〇〇.com

そして、送信。

ネームサーバーの変更

ここで、ドメインのほうについても、設定の変更をします。

お名前.comにアクセス、ドメインnaviにログイン
ネームサーバーの変更をクリック
ご登録情報に変更はありませんか？と聞かれるので、
「登録情報は正しい」を選択

ドメインにチェックを入れて、他のネームサーバーを利用　をクリック

ネームサーバー情報の入力欄に、以下のとおり入力して、設定をクリック。
プライマリ　ns1.dns.ne.jp
セカンダリ　ns2.dns.ne.jp

※この後、情報が反映されるまでに、数時間かかる場合もある

WordPressをインストール

さくらインターネットに戻り、
クイックインストール→ブログ→WordPress
注意事項について、確認にチェック
インストール先　http://〇〇.com/wp
データベース　　〇〇.com.db.sakura.ne.jp
データベースパスワード　すでに設定済みのもの
テーブルの接頭語　そのままでOK

上記を入力して、インストール

→インストール完了が出たら、アプリケーションの設定へ進む

WordPressログイン

サイトのタイトル、ユーザ名、パスワード、メールアドレスを入力して、ワードプレスをインストール
そのままログインできます。

WordPressの初期設定

ＷｏｒｄＰｒｅｓｓの設定方法のポイントです。
まずは、一般設定から、サイトアドレスを設定することが重要です。

サイトのタイトルとキャッチフレーズ

ダッシュボード→設定→一般
サイトのタイトルとキャッチフレーズを入力して、変更を保存

※WordPressアドレスは触らないこと！

サイトアドレスの設定

WordPressアドレスとサイトアドレスが、〇〇.com/wp　となっているので、
「サイトアドレス」のみ、〇〇.com　に変更します。
手続きは、順番を間違えないように進めてください。

ダッシュボードの設定→一般
サイトアドレスを、〇〇.com/wp から、〇〇.com に変更する。
※WordPressアドレスをいじらないように注意！

変更を保存する

さくらインターネットの、ファイルマネージャーを開く。
〇〇.com の配下に、wp というフォルダがある。
その中に、index.php と htaccess というファイルがある。
これらのファイルにチェックをいれて、右クリック→移動して複製
「〇〇.com」のフォルダに複製する

〇〇.comのフォルダにコピーした index.php ファイルをダブルクリックして、左下の編集マーク（ペンのマーク）をクリック

以下のように書き換える

変更前
require( dirname( __FILE__ ) . ‘/wp-blog-header.php’ );

変更後

require( dirname( __FILE__ ) . ‘/wp/wp-blog-header.php’ );
ファイルを上書き保存して閉じる。

新しURLからログインしてみる
http://〇〇.com/wp/wp-admin/

また、〇〇.comでちゃんと検索されるか確認する。

サイトアドレスの設定の詳細は、こちらを参照してください。

サイトアドレスの設定２

wordpressをインストールしたフォルダが、ルート直下に作成された場合は、以下の方法で変更する。
（通常は、○○.com/wp　とフォルダが作られるが、場合によって、いきなり　/wp というフォルダになることがある）

・WordPressダッシュボードの設定→一般→WordPressアドレスとサイトアドレスから、/wp　を消す
・さくらコントロールパネルのドメイン設定→該当のドメインの変更→指定フォルダのパスの部分に、/wp　と入れる

WordPressのトラブル

・WordPressをインストールしたが、ログイン画面にならない。TIME ERRORや時間がかかって画面が表示されない。
→お名前.comで、ネームサーバーの変更を忘れていないか確認

・WordPressアドレスとサイトアドレスを変更したら開かなくなった
→サイトアドレスの変更は、上記参照。
もし、ワードプレスアドレスを間違えて変更してしまうと、やっかいなことになる。
サイトが表示されず、ダッシュボード（管理画面）にもアクセスできなくなる。

対策は、さくらインターネットのフファイルマネージャを開く。
〇〇.com 配下の wp の中の、wp-config.phpをダブルクリックして編集
上のほうの適当な位置に、

define(‘WP_SITEURL’, ‘http://〇〇.com/wp/’); // WordPressアドレス
define(‘WP_HOME’, ‘http://〇〇.com/wp/’); // サイトアドレス
を入力。

なお、この文言を入れると、ダッシュボードの一般設定からのアドレス変更ができなくなります。
（特に不都合はない）

サイトアドレスを変えたい場合は、上記のサイトアドレスのwpの部分を削除して、http://〇〇.com に変更した上で、
上記で述べた初期設定を行う。

WordPressのプラグイン

ワードプレスを入れて、設定が一通り完了したら、プレグインを入れましょう。
プラグイン→新規追加を選び、検索してください。
おすすめは、以下のプラグインです。

• All In One SEO Pack /作者: Michael Torbert
• Contact Form 7 /作者: Takayuki Miyoshi
• Easy Smooth Scroll Links /作者: Jeriff Cheng
• Google XML Sitemaps /作者: Arne Brachhold
• TinyMCE Advanced /作者: Andrew Ozz
• Shortcodes Ultimate /作者: Vladimir Anokhin

参考ページ

お名前.comドメインの料金
ドメインの種類と料金設定はいろいろありますが、最初の１年が安くて後から高くなったり、最初は高めだけど長い目で見ると安かったり、さまざまです。
以下は、10年で15,000円以下の料金で取得できるドメインです。長く使うことを考えるとお得になります。
.com
.net
.biz
.space
.link
.info
.org
.work
.コム
日本語.jp
 

この情報をシェアする