DeNA問題と司法書士の情報発信力

DeNAの炎上で司法書士の発言力が向上する

DeNA(ディー・エヌ・エー)のWELQやMERYなどのキュレーションメディアに端を発した問題で、連日テレビやインターネット上で話題になっています。
DeNAの謝罪会見が行われたり、他のキュレーションのサイトが続々と記事を非公開にしていたり、サイバーエージェントにも飛び火しそうだったり、クラウドソーシングの単価に言及していたり、さまざまな議論が行われています。

この炎上騒ぎもあり、今後、司法書士や弁護士など士業が作成するホームページやブログなどのサイトの情報力・影響力が強くなると考えています。

DeNAのSEO対策

今回のDeNA問題では、グーグルの検索エンジンの裏をかき、ブラックハット的なSEO対策を行い、キーワードでWeb検索をした際に、DeNAが外注して作成させた記事が大量に上位表示されるようにして、広告費を稼いでいました。
そして、クラウドワークス等に代行作成させた記事は、著作権法に違反する可能性のあるパクリ記事をリライトしてつなぎ合わせて作ったものが大半でした。

コンテンツの独自性

現在、Googleの検索エンジンで上位ヒットさせるためには、そのコンテンツの独自性が重要視されています。
WELQサイトで問題となっていたように、たとえば医療情報の記事で正しい内容が書いてあるかどうかなどの正確性は、検索性に影響を与えていませんでした。
そのため、適当な内容でどんどん記事を書いてつなぎあわせ、検索エンジンにコピー判定されないようにリライトして、検索順位を取っていたわけです。

今後のグーグル検索エンジンのアップデート

この騒動について、グーグルが黙って何もしないということはありません。
以前から、Googleは、インターネット上にコピーコンテンツなどのゴミ情報が増えていくことに懸念を持っていました。
これから行われるグーグルのアップデートは、記事の独自性だけではなく、その情報が正確なのか、信頼できる人が発信したものなのか、という点をより重要視していくと考えられます。

司法書士が書く記事の信頼性

そこで、資格を持った司法書士が発信する情報が、これからの時代、価値を持っていくと考えています。
インターネットにあふれる情報は、ほとんどが匿名の情報です。
誰が書いたかわからない匿名の記事より、司法書士が自分の名前で、責任をもって書く記事が、今後は注目されるようになっていきます。
普段、何か検索する場合でも、匿名の情報と、司法書士事務所が出している情報では、参考にする重みが違うはずです。

たとえば、自己破産に関する情報を調べていたときに、

Yahoo知恵袋で、
「自己破産すると、財産は全部裁判所に持っていかれますよ!友達から聞いた話ですが、破産した人がテレビが取られてしばらくテレビなしの生活をしていたって聞きました。参考にしてください!」

という内容と、

司法書士○○事務所が、
「自己破産をしても、生活に必要なテレビや電子レンジ・トースター、冷蔵庫などの生活に必要な物が没収されるということはありません。特に高価な財産がなければ、今所有している財産を保持したまま借金の免責を得ることができます」

という内容があれば、多くの方が司法書士事務所の記事を参考にするでしょうし、これからインターネット上でも司法書士の出す記事の価値が向上する流れになっていくことは間違いありません。

そのために、司法書士として信頼される立場でいることはもちろんのこと、司法書士だからこそできる、社会にとって価値のある有用な情報を発信していくことが、これからの情報社会における司法書士の立場として非常に大事なことだと思います。

 

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