司法書士の職印証明書について

司法書士の職印証明書とは

司法書士は、司法書士試験合格して司法書士登録を行う際に、司法書士 職印の登録を行います。
職印についての詳細や選び方は、司法書士 職印 ページをご覧ください。
司法書士職印は、登録の際だけでなく、氏名・住所・事務所の変更などの登録事項の変更の際にも職印を押して手続きを行うことになります。
また、司法書士の職員を使う大事な場面として、職印証明書を発行して行う手続きがあります。

司法書士の職印証明書と本人確認情報

不動産の売買の所有権移転登記申請や、土地建物の抵当権設定登記申請の際、売主や担保設定者(不動産所有者)が、権利証である登記済証や登記識別情報を紛失している場合があります。
その場合、司法書士が本人と面談をして、本人に間違いないかどうか、いろいろな質問をした上で、本人に間違いないと確認ができた場合、司法書士が本人確認情報を作成して、権利証の代わりに法務局に提出するという手続きがあります。
これは、司法書士による本人確認制度と呼ばれるもので、特定の資格者のみに認められるものです。

そして、この本人確認情報に、司法書士が職印を押して、それに職印証明書を添付して、法務局に提出する必要があるのです。
この本人確認情報の作成は、司法書士の責任も重く、厳格な書類となるため、本人確認を行った司法書士についても、職印と職印証明書の添付が求められています。

登記済証と保証書

以前は、権利書をなくした場合に、保証書という制度がありました。
保証書の制度では、売主や不動産の所有者が間違いなく本人であるということを、2名の保証人が保証するという内容の書類です。
保証人になるための条件としては、過去に、どこかで登記を受けていることとが条件(未成年はNG)でした。
しかし、この制度は、現在は本人確認情報制度に変更されています。

司法書士による本人確認情報作成の必要書類

本人確認情報の作成手続きにおける添付書類は、一般的には以下のとおりです。

・本人確認情報…職印を押印
・職印証明書
・本人確認書類(運転免許証・健康保険証・住民基本台帳カードなど)

なお、職印証明書は原本還付することも可能です。

司法書士法人による本人確認情報

司法書士法人の場合は、法人特有の書面が追加されます。

・本人確認情報…担当司法書士の職印を押印
・職印証明書
・本人確認書類(運転免許証・健康保険証・住民基本台帳カードなど)
・担当司法書士が法人所属であることを証する書面…法人実印を押印
・法人実印の印鑑証明書

職印証明書の請求方法

職印証明書を取得するためには、管轄の司法書士会に所定の用紙を提出して、取り寄せを行います。

愛知県司法書士会の職印証明書の請求方法は、

愛知県司法書士会の会員専用ページにログイン
http://www.ai-shiho.or.jp/

10.各種届出書類をクリックして、職印証明請求書の用紙をダウンロード

必要事項を記入の上、事前に司法書士会事務局へFAX

窓口交付と送付希望が選択できます。

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